
独自開発の輸送治具で、
お客さまの輸送効率の向上を実現。
「流通業界の構造変化を乗り超え、積載効率を大幅に向上させたい」そうした課題に真摯に向き合い、9ヶ月もの時間をかけて独自の治具を作り出しました。輸送効率の向上には、積荷空間の有効利用が不可欠です。トラック荷台上部の空間を利用するため、2段積みが可能な治具の開発に取り組みました。既製品として「トラックデッキ」というものがありましたが、お客さまの商品は形状・サイズ、重量もさまざまで、ぴったりと適合する「トラックデッキ」はありませんでした。「ないものは作る」という思いのもと、お客さまの全商品のサイズや形状を計測し、治具制作業者との長時間にわたる議論を重ね、着脱可能な支柱を組み合わせて2段積み、3段積みができるとともに、治具を並列に並べる(抱き合わせる)ことで大型サイズの商品も積載できる「ポストパレット」を開発。お客さまの課題を解決する画期的な提案となりました。

「従来までのアイデアやカタチ」を飛び越えた、全く新しい発想で「サスティナブルな物流」を創造していきます。
この提案プロジェクトはさまざまな部署と共同で取り組み、提案に至るまでに数多くのアドバイス、サポートをいただきました。当社は「総合物流企業」であり、さまざまなセクションの知識や技術・スキルなどを効果的に組み合わせ、ベストな物流ソリューションを提供しています。全く違う商材を取り扱っている部署の先輩や現場の方などの話を取り入れる「課題解決能力」が他社にはないダイシン物流の強みです。またこのプロジェクトは社内表彰の「サスティナブル提案」の部門で第1位という評価を受け、当社の持続可能な物流の代表例になっています。今後はこの成功をいかし、次世代の課題を解決し環境を守っていく「サスティナブル物流」のあり方を追求していきたいと考えています。