デポや後方倉庫を含めた
サプライチェーン全体で物流の効率化へ。
物流の効率化は、クロスドックデポ単独ではなくサプライチェーン全体で考えることが大切です。クロスドックデポは、最前線の物流を担う前線デポとして短いスパンでの配送を行います。一方、前線デポの在庫・補充の機能を持つ後方倉庫は効率を重視した輸送を行います。そのためこの両者の集荷作業の内容・目的は異なり、すべての集荷作業の完了までに多くの人員と時間を要していました。当社では、集荷作業の工数を削減するためにハンディターミナルシステムを活用し、一次集荷と二次集荷を集約させる取り組みを進めています。
未来を見すえた「理想の集荷作業」の追求へ。サプライチェーンの改革にゴールはありません。
当社のサプライチェーンの流れは、後方倉庫で「まとめ集荷〜検品〜配列〜幹線積込荷揃え〜幹線積込」などの作業を行い、幹線輸送を経て前線デポへ搬入し、前線デポで「入庫検品〜配達先別集荷〜検品〜配達方面コース別集荷〜検品〜支線積込」などを行います。当社ではこの大量な工数を削減するために、配送先の条件(時間指定、車種指定、特別な作業)に考慮した配車組み・配送ルートの決定、配車別の集荷などの作業を倉庫からの出荷時に行い、クロスドックデポでは主に荷物の積み替え作業を行います。また、将来的な構想として後方倉庫で「配達方面別(配達先別集荷)〜幹線輸送〜前線荷卸し〜支線積込」までを完了できるようなシステムの実現をめざしていきます。